曹洞宗総持寺直系 大宮山東光寺

メニュー

東光寺を巡る東光寺を巡る

客殿

数々のアート作品を
楽しめる禅の空間

客殿は法要にいらした方々がお休みになる場所です。随所に飾られた遊び心のあるアート作品や書、日本古来の伝統工芸品が目を楽しませ、心を和ませてくれます。客殿の一階は広いラウンジになっていて、ジャズやブルースを聞きながら飲み物を片手におしゃべりを楽しむ方々も多くいらっしゃいます。
※一般の方々にも開放されています。

観音菩薩像

涅槃堂の涅槃像を作製した、京都の仏師・松久佳遊氏と截金師の松久真や氏の手による観音菩薩像です。天井から下がる飾り、瓔珞ようらくは「新しい感覚で作ってほしい」と依頼をしたもの。
東光寺は観音菩薩像が多いお寺です。それは観音菩薩がもっとも親しみやすい仏様であるから。慈愛に満ちた美しいお姿を眺めていると自然と心が安らぎます。(客殿一階)

おさわり観音

富山の井波で彫られた観音菩薩像。1 本の楠木の立木から彫られたのですが、彫っている最中に木の中から1本の太いクギが・・。木の年輪を見ると、クギが打たれてから70 年以上も立っていたことがわかりました。70 年もの間、痛みに耐え、風雪に耐えて立ち続けた楠木の強さにあやかり、「身代わり観音」と名付け、自由に触ってお参りができるよう、客殿入り口に安置しました。ところが、触ってお参りすることからいつの間にか「おさわり観音」と呼ばれるようになり、ついには正式に「おさわり観音」と改名しました。それほど親しまれている観音像です。(客殿一階)

軽妙洒脱にして深淵・福瀬餓鬼氏の世界

富山県出身の書家・福瀬餓鬼氏による襖絵。おおらかに描かれたナマズの背景は千字文せんじもんとなっていて、すべて違う文字が書かれているそうです。おさまらなかった文字はマンボウのお腹にも記されています。(客殿二階)

千字文の中には象形文字とも見えるものも含まれていてまさに餓鬼ワールド。ひとつひとつの文字を眺めるのも楽しいひととき。(客殿二階)

禅宗には修行を目指す者は水中の魚に学べ、という教えがあります。水中の魚は休んでいるときも四六時中目を開けていることから、魚のように常に緊張感を持っていなければ修行は身に就かない、という意味です。 この書画は住職が「目だけはしっかりと開けて、あとは骨でいい」と餓鬼氏に依頼して描かれたもの。背景には般若心経が書かれています。

餓鬼氏による書、「歩歩清風」。歩歩清風とはその人が歩くところ清らかな空気が生まれるという禅語ですが、餓鬼氏は「歩」の文字を熊の足跡のように描いています。(客殿二階)

餓鬼氏に自由に描いてもらった襖絵、虎と龍。お寺の襖絵によく見られる画題ですが、餓鬼氏の手にかかるとこんなに自由でおおらかな作品になります。(客殿二階)

新進と伝統、洋の東西が織りなす調和

越中富山井波の彫刻欄間。欄間の裏と表が、片や雲中菩薩、片や鳳凰と、違う図柄になっている非常に精巧で美しい作品です。鳳凰は子どもの鳳凰が親鳥を呼ぶ図案となっていて、吉報を呼び込むという願いが込められています。(客殿二階)

現代美術作品が随所にちりばめられています。

釣月台ちょうげつだい。東光寺では月を釣る台と名付けています。(客殿三階)

中国製の飾り瓦。中国でも屋根瓦のむねにこのような飾り瓦を載せる習慣があるそうですが、客殿ではオブジェとして吹き抜けのはりに並べています。ひとつひとつ表情が異なり、見ていて飽きません。(客殿二階)

Copyright © TOKO-JI. All Rights Reserved.

PAGE TOP